最近マネーリテラシーへの関心が高まり、どこに投資すべきかで話題になっています。
これは国がそう誘導しているから当たり前のことですが、一つ忘れてはならないのがポートフォリオです。
ポートフォリオというと、金融資産をどこに投資するかということが思い浮かびますが、
本来は自分の給料の使い道を考えることから始めるべきです。
例えば、手取り20万円の人が株式投資を考える前に、その20万円に色をつけてください。
具体的には、生活費や必需品に使うお金を封筒に分けるように管理します。
家賃、食費、水道光熱費などの必要経費を差し引いた後に残るのが実質的な可処分所得です。
ここからどのように振り分けるかが重要です。
『まず初めにNISAなどの投資』に使うのは間違いです。
投資をする前にまず考えるべきは「自己投資」です。
研修を受ける、本を買う、睡眠の質を高める、健康を維持するなど、自己成長や生活の質を向上させるための投資を優先するべきです。
自己投資を終えた後で、初めて「他人に任せる」資産運用を考えるべきです。
資産運用とは、自分に投資するよりも利回りが良いと判断するから行うものです。
そのため、自己投資をせずに資産運用にお金を回すということは、
「自分よりも他人、例えば一度も会ったことのないアメリカの会社の社員さんの方が自分よりも期待値が高い」
と考えているようなものです。
まずは自己投資から始めましょう。自己投資は長期的に見て、最も高いリターンを得られる投資です。
自分のスキルや健康、知識を向上させることで、将来的により多くの価値を生み出すことができます。
≪今日の心がけ≫
お小遣い帳を付け、まずは自己投資の額を決めましょう