長くこの仕事をしていると、退職の相談に乗ることもあります。
前提として私は転職自体に賛成も反対もしていませんが、退職を考える人にお伝えしていることは昔から変わっていません。
「目の前が嫌になって辞めるのであれば、次の職場でも同じ辞め方をする可能性が高いです。
どこへ行っても同じ問題に直面するかもしれません。
退職後に新しく知識やスキルを身につけるための労力は非常に大きいので、
その労力を今の課題解決に向けた方が良いのではないでしょうか?」
一度整理して考えてみることが大切です。今、仕事が嫌になっている理由は次のどれでしょうか?
1.職場にいる人との関係性
2.仕事そのもの
3.会社の姿勢や考え方
もし理由が1であれば、人間関係の問題なわけですから、次の職場でも同じ問題が発生しないとは限りません。
関係性を改善するための努力が必要です。
理由が2であれば、職業観の問題であり、どのような職業が自分に適しているのかを考える必要があります。
自分が本当にやりたい仕事や興味を持てる分野を見つけることが重要です。
理由が3であれば、会社の姿勢や考え方に共感できないことが原因です。
この場合、まずは上司や経営者と話し合い、自分の考えを伝えてみましょう。
それが無理な会社であれば、自分に合った企業文化を持つ会社を探すべきです。
退職を考える際には、感情に流されず、冷静に自分の状況を見つめ直し、長期的な視野で判断することが大切です。
転職は一つの選択肢ですが、その前に今の環境で解決できる問題がないかを考えてみましょう。
≪今日の心がけ≫
今が嫌 そんなあなたは 次も嫌