先日、西大和学園高校様を訪問しました。
その目的は、高校生に『社会に出るとはどういうことなのか?』を知ってもらうインターンシップを実施するためです。
大学生を中心に社会に出ることに対して恐れやネガティブなイメージを持つ若者が多いですが、
私は社会に出る事は自己理解と自己有用感につながる貴重なものだと思っています。
社会人と未成年の違いは何だと思いますか?
もちろん様々な見解がありますが、私は社会人とは社会の一員として誰かの役に立つ“権利を得る事ができた者”と思っています。
その意味で、勤労は義務でもあり権利でもあるわけですね。
未成年の間は、そのための準備期間と言えます。
では、なぜ社会に出るのが怖いという声が増え続けているのでしょうか?
その一因は、誰が何に困っているのかを知らないからではないでしょうか?
このプロジェクトでは高校生がインターンシップを通じて、実際に社会で働く人々の困りごとを知り、
それに対して自分が役立つことができると実感することが重要です。
これにより、社会に出ることへの恐れが薄れ、むしろ早く社会に出て役に立ちたいと思えるようになると考えています。
勉強は、人の役に立つ能力を身につけるためにあり、その選択肢を広げるために行うものです。
勉強が単なる知識の詰め込みではなく、社会で実際に役立つスキルを身につけるためのものだと理解すれば、
教える側も学ぶ側も姿勢が変わるのではないでしょうか?
そんな機会をいただけた学校側の柔軟性には頭が下がりますが、学生・学校・社会にとっての大きな一歩にしたいです。
≪今日の心がけ≫
社会に出ることは誰かの役に立つ権利を得ていると考えましょう