就活の際に用いられるフレームワークとしてWCMがあります。
WCMとは、Will(意思)・Can(能力)・Must(必要性)の頭文字を取ったもので、自己分析やキャリア選択に役立つツールです。
Willは「自分がやりたいこと」
Canは「自分ができること」
Mustは「社会や組織から求められていること」を意味します。
この3つの要素が重なる部分が、最も自分に適した職業や役割を見つける鍵となります。
このWCMが合致する組織で働くことが理想ですが、それは就活中の学生だけに必要なことではありません。
既に社会で働いている社員にも必要なことですし、もちろんその組織のトップにも同様に重要です。
さらに、その組織自体のWCMも見直すことが重要です。
組織が社会から何を求められているのかを理解し、それに応えることが企業の持続的な成長につながります。
PURPOSE(目的)・MISSION(使命)・VISION(ビジョン)・VALUE(価値観)も大切ですが、より具体的に組織の行動に直結するのがWCMです。
組織のWCMを整理し明確にすることで、社員一人ひとりが自分の役割を理解し、働きがいを持って業務に取り組むことができるようになります。
特に、現代の変化の激しいビジネス環境では、柔軟に対応できる組織であるために、定期的にWCMを見直すことが求められます。
組織全体で共有し、実行に移すことで、企業文化が強化され、持続的な成長が可能となるのです。
≪今日の心がけ≫
自身と組織のWCMを考えてみましょう