若い頃にトラック運転手をしていた父に、運転のコツを教えてもらうことがありました。
それは前の車ではなくその更に前の車のテールランプをみろ、というもの。
事故を起こす時は直前の車のテールランプを見ていたのでは手遅れなので、更にその前を見て安全に運転しろという意味です。
それが本当に正しいのかはさておき、仕事において前の前の工程を知っているかどうかで効率は圧倒的に変わります。
仕事でボトルネックになってしまう人の特徴として、ボールを自分の手元で醸造してしまいます。
ですからその後の工程の方に歩留まりが生じてしまい、管理職はその歩留まりを起こしている人を改善しようとするから一向に改善はできないということ。
理想は自分の手元での滞留時間を最小化して、早々に次の工程は流すこと。
それをしようと思うと、前の行程の理解が必要になるというわけですね。
前工程の人の手元を見て、そこに合わせた準備を怠らなければ、歩留が解消されるわけです。
《今日の心がけ》
工程の全体像を理解し、前工程に目をやりましょう