先日ある営業責任者の方から面白い話を聞きました。
『町さん、若い子を育てるのはほんまに時間かかる様になったわ・・・。』
ここまでは一般的によく耳にする話。
そこからの彼の持論は納得がいきました。
『今の子と同行訪問するには、3倍以上の労力がいる。
以前は同行中に自分で気づいたことを糧にして成長していたのが、今は・・・。
まずは同行する前に同行する目的と目標の話。
同行中にその場での振り返り。
帰ってきてから振り返り。
今までの3倍以上の労力がかかってるねん。』
確かに私も最初に勤めた銀行で、上司に説明を受けたことなどありません。
とにかく1日フラフラになりながら色々な所に同行させていただき、それを勝手に日報として整理して提出していただけでした。
その方から更にお聞きした話も納得がいくものでした。
『吸収する能力がある子にとっては3倍のチャンスが生まれ、
吸収する能力が低い子のために上司は3倍以上の労力がかかってるねん。』
なるほど、どんな時でも2:6:2の法則が働くとするならば、前者の2割の社員は3倍能力が高くなったとしても、残りの8割に3倍の時間を要していると・・・。
いよいよ上司の育成力が求められることと、若手社員の格差が大きくなる社会が到来するのかもしれないですね。
≪今日の心がけ≫
上司・部下との時間を大切にしましょう