先日の学生さんたちに対する講習は、そもそもご依頼主から『うちのバイトの子たちが社会に出るにあたって持っている不安を解消してあげたい』という親心からでした☝️
僕の役割は“不安を危機感に変えること”だと思っています☝️
例えば『この先目隠しをして全力で走ってください。ただし、途中に大きな穴がありますので落ちたら大怪我をするか最悪死ぬこともあり得ますので、気をつけてください。ちなみに、その穴は何メートル先かは教えません。』
と言われて走り出せる人が何人いるでしょう?
これが“不安な状態”です☝️
それに対して『この先目隠しはしないので全力で走ってください。30m先には3mの幅の穴があり、落ちると10mはありますから気をつけてくださいね。』
と言われると、3mの幅を飛ぶためにしっかり助走を取ろうと全力で走ります🦵
これが“危機感がある”状態です👍
学生さんたちが社会に不安を持つのは、
①社会に出た後に出会う多くの人たちは、働くことを苦に思っている
②ただし、その“苦に思っている人たち”も自己理解できていないから、『きっとお前もこうなるぞ』という、根拠のない不安を伝播させるしかできない
からではないでしょうか?
ですから僕は“不安わ煽る側に問題がある”と思っていて、
①働くのが楽しくないのは、ありがとうと言ってもらえていないから
②ありがとうと言ってもらえないのは、相手に努力を認めてもらえていないから
③努力を認めてもらえていないのは、努力が足りないか、相手のして欲しいことではないから
④相手のして欲しいことでないのは、相手のことをちゃんと見ていないから
と繋がっていくわけです☝️
そういった自己理解のないままに、未来のある若者たちに『お前も俺と同じように、社会に出たら嫌でも働かなければならない』なんて、どの口が言うてるねんそんな価値観の押し付けをしてはいけません😭
“貧困の連鎖”という言葉がありますが、“無力感の連鎖”をどこかで断ち切りたいものです☝️