これからの時代、バリューチェーンを考えることはとても大切だと思います。
日本経済の歴史は一次産業から始まり、二次産業、三次産業へと展開されていきました。
そして今、これだけ経済が発展すると三次産業の位置づけが高まっています。
つまりバリューチェーンが伸びていっているのです。
バリューチェーンを考えるということは一つ一つの価値連鎖を強化させる、ということ。
一つ一つの工程だけでも分社できるくらいの価値が求められるわけです。
自分自身がバリューチェーンの中でどの部分を担っているのかを念頭に置きながら、価値を高め続けたいですね。
また、どんな仕事をしていてもお客様にその商品やサービスが届かなければ意味がありません(ストレートにいうと売上が上がりません)。
つまり、アウトプットが大切なわけですね。
アウトプットには商品の魅力が欠かせませんが、特にこれからの時代は二極化が進みますから、商品の力を説明の必要がないほどに高める非対面型か、商品の魅力を適正に高めることができる対面力を高めるか。
これはどちらが正解というものはありませんので、それぞれの特性に合わせた価値の高め方を模索したいものです。
いずれにせよ、その価値を高めるには能力を修得する必要があります。
能力の修得は「目が覚めたら身についていた」とはなりません。
しっかりと狙いを定め(ビジョンを描き目的を持つ)、小さなことをコツコツと積み上げるしかないのです。
その為に必要な情報を数多く収集し、取捨選択する必要があります。
とはいえ20代の頃に正しいと思っていたことが30代になって正しいとも限りませんから、それを細分化していくと昨日の選択が今日も正しいわけではないということです。
そういう意味で常に新しい情報を収集し、自分なりの軸を持って毎日の決断をする必要があります。
インプットからアウトプットのサイクルの質と量を高めることも重要だと言えるでしょう。