2023年7月18日

407話 プレジャーサポートのPurposeについて

プレジャーサポートの経営理念は、Purpose・Mission・Vision・Valueの4つから構成されています。

経営理念の定義自体が明確に決まっているわけではないので、他社の事例を見ていると様々なパターンに分かれます。

たとえば・・

〇経営理念の中にMISSIONやVISIONを盛り込んでいるケース
〇MISSION=経営理念 のケース
〇PHILOSOPHYなど、他の言葉で表現しているケース

など。

 

2005年9月開業当初は完全に個人コンサルタントでしたから、理念やVISIONなどはお客様の所で作成サポートをすることはあっても、自社に必要だとは思っていませんでした。

2012年頃から方針転換をして、少しずつ社内に人が増えてくると共通言語が必要に。

さらにその頃から外部に対して自社が何者なのかを説明する機会が増え始め、特にソーシャルビジネスの分野にも参入し始めると「コンサル会社なんです」という自己紹介だけではうまく説明できないシーンも増えてきました。

そこで徐々に、プレジャーサポートも経営理念を設定し始めたのです。

昔、経営理念の役割は”北極星”で表現されていました。

”どこにいても常に一定の場所にあるものの象徴”として北極星があるように、経営理念とは迷いが出たときに常に立ち戻る場所として存在しています。

ですから、経営理念は常に“正解”であり“追いかけるもの”という認識でした。

 

しかし、VUCAの時代に入り「正解はない」という前提が社会のスタンダードになりました。

どんな物事も正解があるのではなく、自分なりの正解を見つける事が重要なわけですね。

そんな中で経営理念の役割も絶対的な正解ではなく、「問いを立てる手段」という風にも考えられるようになりました。

経営理念に解を求めるのではなく、経営理念から解を求められると言えるでしょう。

 

当社のPurposeは【働きがいを創造します】ですが、以前であればそれが”正解”だったわけですが今は違います。

「あなたは、働きがいを創造していますか?」と問われている、ということなのです。

Purposeから、もう少し足元の「今の存在意義」に近づけたものがMISSIONです。

(▶MISSION・VISIONについての話はこちらから

 

MISSIONとは「自社が何をなすべきか」という使命を表現しており、どちらかというと自分たちの役割に焦点が合っています。

PURPOSEはそこよりもう少し先にある、「当社が社会的にどのような存在意義を満たすことができるのか」を表現しているわけです。

つまり、MISSIONとは「今、顧客や社員と共有すべき存在意義」であり、PURPOSEとは「将来的に、より広範での社会に求められる存在意義」と考えられるわけです。