最近、企業からよく聞かれる悩みの一つに、「業務を任せる以前のレベルでの問題」があります。
これがいわゆる「最近の若者は」と片づけられることも多いですが、実はそうなってしまった背景には、
大人たちの教育や環境の問題が潜んでいることが少なくありません。
その中でも注目したいのが「社会人基礎力」の一つである主体性です。
主体性とは自分で考え、行動を起こす力のこと。
誰かに言われたことをただ実行するのではなく、自分自身で意思を持ち選択して行動することが重要です。
なぜなら、誰かに指示されて動いた場合、うまくいっても自己肯定感が高まらず、
失敗したときには責任を他人に押し付けてしまいがちだからです。
主体性がないと、結果として自分の人生をコントロールする力を失ってしまいます。
一方で、たとえ小さなことでも自分で決断し、それを実行することで、「自分でやり遂げた」という実感が得られ、自己肯定感が育まれます。
これは仕事だけでなく、日常生活においても大切な考え方です。
では、主体性をどう育てるか。まずは、何でもいいので「自分で決めて動く」ことを意識してみてください。
一日の中で、誰かに言われるのを待つのではなく、自分の意思で行動を起こす経験を積むことが、主体性を高める第一歩になります。
≪今日の心がけ≫
お昼ご飯は『とりあえずコンビニ』以外の選択をしましょう。