2023年4月20日

401話 書店で自己理解

定期的に書店に行くようにしています。

目的が明確で「この本が欲しい」という時はAmazonで十分ですが、あえて本屋さんに行く目的は二つあります。

 

一つは社会情勢を知るため。

本屋さんで特集コーナーが設けられているということは、社会がそのことに関心が高いということです。

今はマネーリテラシーの本が多いですね。少し前は金融や投資・心を整える本などが多く取り扱われていました。

ネットでの情報収集は効率的である反面、自分の好きな情報にしかアクセスしませんから、どうしても食わず嫌いになってしまいます。

できれば社会的トレンドのコーナーから1冊でも購入するのは、思考の偏りを防ぐ意味でも良いかもしれないですね。

そして、もう一つの目的は自分の関心がどこにあるのかという自己理解を深めるためです。

同じような配置でも、その時々の自分の心持によって行くコーナーも変わるから不思議なものです。

視界に入ってくる情報は潜在意識に訴えかけてきます。書店をうろうろとしている内に自然と足が向かうコーナーが、無意識に自分が求めている情報なのかなと思います。

私自身、以前までは教育や人財育成系のコーナーが中心でしたが、今は財務や経営・思想のコーナーに足が向くことが多いです。

その理由は自分の役割が変わりつつあることかなと思います。

 

私たちの仕事は常に外部からの情報をいち早く察知し、自分なりに腹落ちさせ、私たちの言葉として咀嚼する必要があります。

しかし社会はどんどん進化しており、情報の洪水の中では取捨選択も必要。

膨大な情報を全てキャッチするには限界がありますから、役割分担が必要です。

幸い当社には教育や人財育成に関して、その役割を全うしてくれる仲間がいます。

私自身、その役割で価値を最大限に発揮できるとも思っていません。

ではどこで価値を見出すのか?その健全な危機感を基に、自身の役割を見出しているとも言えますね。

 

皆さんもぜひ書店DE自己理解をし、自分の役割を見出してみてはいかがでしょうか?