働きやすさの構成要素は、大きく分けて「働きやすさ」と「やりがい」の二つに分類されます。
そのうち「働きやすさ」は、企業が主導して創造すべきものです。
ただし、社員もその働きやすさを共に創り上げる気持ちが必要不可欠です。
では、働きやすさは具体的に何で構成されているのでしょうか?主に次の三つの柱があります。
1)働き方の向上
2)人事制度設計
3)職場環境改善
この中で「人事制度設計」とは、以下の三つの内訳で成り立っています。
Ⓐ目指す未来が見える等級制度
社員が成長のステップを明確に描けるような仕組み。
自分がどの位置にいて、次にどのようなキャリアを目指せるのかを見せることが大切です。
Ⓑ納得性の高い評価制度
努力が正当に評価される仕組み。
評価基準やプロセスが明確であり、社員が納得できる形で運用される必要があります。
Ⓒ透明性の高い賃金制度
報酬がどのように決まるかが明確で、社員にとって安心できる仕組み。
公平で透明性の高い給与制度が、社員のモチベーションを支えます。
社員は、組織のVISIONを追いかける仲間であると同時に、法律上では雇用契約によって成り立つ関係性にあることを忘れてはいけません。「親しき中にも礼儀あり」の精神で、経営者も社員も互いにリスペクトを持つことが重要です。
自社の人事制度が、Ⓐ目指す未来が見える等級制度、Ⓑ納得性の高い評価制度、Ⓒ透明性の高い賃金制度の要素を満たしているか考えてみましょう。
*ハタパ・チャレンジとは、働くパフォーマンスを高めるための今日一日の目標です