昨日講習をさせていただいた先で、ストレスコントロールについてテーマを設定させていただきました。
働く上で大切にしたいこととして、ストレスコントロールがあるという話の流れからでした。
ストレスコントロールの背景にあるキーワードとして『決める』ということがあります。
人間は1日に何万回という『決める』をしているそうです。
例えば僕も今この文章を書くことを『決めた』わけで、私というのか、僕というのか、俺というのか、は無意識と有意識の組み合わせはあるものの、『決めて』いるんだと思います。
人間は決める回数がキャパオーバーになると、ストレスフルな状態になります。
ストレスフルになると判断力がなくなりますから、欲望のままに動くようになります。
その欲望の対象は本能に近いものになりますから、それが食欲や物欲、性欲などに向いてしまうわけです。
そうなってしまうと、当然仕事にも影響を及ぼすわけで、僕も今までに何人か『残念な辞め方』をしていく方を見送ってきました…
お酒に溺れた人、異性に溺れた人、買い物に溺れて借金で首が回らなくなった人…
そうなる前に、ストレスをコントロールしなければならない、という話でした。
先ほどの話からもつながりますが、ストレスの根源にあるものの一つが『決める』という回数が多すぎるということがあります。
だから、裏を返せば根幹を決めることが大切。
若い内にストレスフルなのは、色々な選択肢がありすぎて、決めることも多すぎるからです。
この生き方で良いのか?
この仕事で良いのか?
を決めるのは、本当に良くも悪くもストレスですよね。
だからこそ組織としての基本方針や行動規範(クレド)、それをベースにしたルールを決め、何より僕たち大人が、この仕事やこの生き方が『自分はそれを決めて良かった』と言い切れる受け皿になりたいものですね。