2020年7月31日

287話 働き方改革と生まれた時間

働き方改革が始まり、戸惑いながらも社会はそれに対応しつつあります。

そんな中でコロナの影響で、在宅勤務やwebミーティングが当たり前になり、いよいよ『はたらく』を削ぎ落とす時代がやってきました。

皆さんは1ヶ月が何時間あるのか、考えたことってありますか?

730時間あるんです。

その内、仮に睡眠が180時間だとして、

残る550時間を『働く』と『生活する』に使っているわけです。

労働時間は組織によって異なりますが、恐らくこの数年で、数十時間は減ったのではないでしょうか?

一般的な法定労働時間は170時間程度。小規模な美容室などは190時間程度。

法律が求めている時間外労働は30程度。とは言え現実的には50時間程度の企業や、そもそも実態を把握できていないケースも多く見られます。

いずれにせよ、少なくとも200〜240時間程度は働いているわけで、さらに通勤時間は労働時間ではないにしても、社員さんにとっては拘束時間ですから、それも人によるものの月に往復30時間。

つまり、起きている550時間の内の230〜270時間程度を“はたらく関係”に使っていて、300時間程度が生活の時間に使われています。

この様に分けて考えることも大切なのですが、僕が大切にして欲しいのは『本来“なかったけれども生まれた時間”』。

例えば、働き方改革で今までよりも早く帰ることができらようになったのならば、その短くなった30時間。

本来通勤に充てる、月当たり往復30時間が10時間で済んでいるなら、その差の20時間。

その時間を全てストイックに使いましょうとは言わないですが、せめて半分、せめて3分の1でも未来の自分に投資すべきでは?と考えてしまいますね。

今まで沢山の方々とお会いしてきましたが、今の成果を今の努力であげている人なんて、いません。

今努力しないのも人生ですが、そのツケが3年後に回ってきて嫌な思いをするのも自分。

という事を忘れないでいたいですね。