2020年7月27日

285話 お礼は3回

先日、来年4月の内定者と一緒に食事をする時間がありました。

コロナの関係もありなかなか今年の内定者たちとは接点を持てなかったので、

実質入社決定後に初めてゆっくり話したと言っても言いかもしれません。

もちろんコロナのことも油断できませんから、場所や衛生対策も気にかけながら。

 

僕がこういった食事の場で最初に学生に伝えることは

①店員さんの呼び出しボタンを自分の手元に置くこと

②周りの人のドリンクがなくなっていないか気に掛けること

から始まります。

『そんな昭和なことが必要なのか?』

といわれると必要です。

特に新人というか若い頃に食事の席に呼ばれるということは、

年長者の考えに直接触れて学びの機会をもらえる一番のチャンスです。

どんなにネットで効率的な情報を得たとしても、それですら人が作っているわけですから、

結局のところ人に直接会うのが、どんな時代になっても一番効果的だと思っています。

だから、その機会をもらえることへの感謝を表現して、今の自分がお返しできることは

上記の①②くらいだと思うからです。

 

それと、これが一番大切だと思うのですが。

お礼の挨拶を3回することです。

①まずはその場でご馳走になったことと、学びの機会をいただけたことへのお礼。

②そしてこれは社外の方には関係ないですが、無事に帰宅したことの報告。

これは特に女性にはお願いしています。

僕たちの会社は差別はしませんが区別はしますから、得手不得手を考えて女性には

体力を求めません。

裏を返せば『女性だから夜道は危険である』ことを受け入れるべきですし、当然

その意味では②をお願いしています。

③そして、一番忘れがちなのが翌日のお礼。

誰でもその場ではお礼を言えますが、翌日にどこまでその気持ちを覚えていて、

何が自分の学びだったのか?を表現することを推奨しています。

 

これはもちろん若い方だけでなく自分がお客様とご一緒させていただいた時にも

気に留めていることです(さすがに帰宅の報告まではしませんが)。

若い方にお伝えしながら、自分を顧みる機会をいただけていることに感謝ですね。